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Coldplay / Viva la Vida


Coldplay / Viva la Vida


1. Life In Technicolor
2. Cemeteries Of London
3. Lost!
4. 42
5. Lovers In Japan/Reign Of Love
6. Yes
7. Viva La Vida
8. Violet Hill
9. Strawberry Swing
10. Death And All His Friends

iPodかなんかのCMで流れていたのでColdplayが新作を出していたことを知って、
今月発売された「Viva la Vida」を聴いてみました。

個人的には前回のX&Yもそんなに悪いとは思っていなかったんですが、
そのX&Yがニューヨークタイムスに痛烈に批判された事を真摯に受け止めた彼らが、
今回このアルバムを作ったというのだから、ヘタな聴き方はできない。

というか、Coldplayもまた、近年のバンドによく見られる、
1stアルバムを上回る作品を作ることに苦心しているバンドの一つだと認識していて。
実際2ndのA Rush of Blood to the Head、3rdのX&Y共に佳作で、
聴かせる曲はいくつかあるものの1stほどの迫力を感じることはできなかったし、
1st以上に他のアルバムを聴き込むこともなかった。
つまり俺にとってColdplayとは
1st以外では強い印象を与えられることのなかったバンドなのだ。

もちろん上でも書いたように2ndも3rdも佳作であり、
良い曲ならばどちらにも収録されているし、個人的には好きなのだが。
印象の上ではそうなのだ。

そこで今回のこのViva la Vidaである。
本来ならもっと聴き込んでからレビューした方がいいのであろうが、
時間が経つと書くことすら忘れてしまうので、
まだ5回ほどしか聴いていないがこのまま感想を書いてしまおう。

一言で言えば「Coldplayは1stアルバムの束縛から開放された」
ということではないだろうか。
もちろんそれは俺が勝手に感じていた束縛からであるのだが。

つまり俺が何を言いたいのかと言うと、
1stを作っていた頃のColdplayと今のColdplayは明らかに違う存在であるにも関わらず、
彼らは相変わらずColdplayであり続けているということ。

1stから2ndへの変遷も、2ndから3rdへも、そして3rdから今回の4thへも。
どれもすべて劇的な変化とは言えない。
しかし1stと4thを聞き比べると、どうだろう。この違いは。

明らかに音楽としての質が向上している。
長い時間の鑑賞に耐えうる純然な音楽としての質。
1stもまた違う意味で恒常的なアルバムであったが、このViva la Vidaはそれとは違う。

1stのParachutesが原石としての魅力を持ったアルバムだとすれば、
この4thのViva la Vidaは流麗にカットされた宝石のようなアルバムである。

見るたびに輝きが変化し、新しい発見をくれる。

ラストのDeath And All His Friendsから、
最初のLife In Technicolorへと回帰していく構造の美しさ。
徹底的に拘りつくされた音の響きや和音の妙。

かのブライアン・イーノを迎えて製作されたというこのアルバム。

彼の凄い所は完成した音楽によって言葉以上の説得力を持たせる事であろうと思う。
俺のように無骨な人間は、本来なら原石で充分なのだ。
むしろ中途半端な宝石なんかよりも原石の方に魅力を感じてしまうのだ。

しかしそんな無骨なバカにでも宝石の良さ分からせてしまうほどに、
このアルバムは見事なカットがなされているのだ。

分かりづらい例えをしているかもしれないが、
このアルバムを聴いた人になら、俺が何を言っているのかは理解して貰えると思う。

2ndや3rdは原石か宝石かで言えば、恐らくはカットした宝石の方なのだ。
しかし、それらは凡百のカットの仕方で作られており、
原石自体が良いから宝石としてもある程度の領域に至っていただけで、
原石の素晴らしさがなければ、ただの珍しくもない宝石の一つでしかなかった。
考えるに。
俺はそんなことから2ndや3rdを、
1stほどに迫力を感じないアルバムだと認識していたのではないだろうか。

だがこのViva la Vidaを聴けばたちどころに理解できる。
原石を活かし且つ宝石としての価値を上げる為のカットの仕方があること。
それをブライアン・イーノはやっている。

ColdplayはColdplayという原石のまま、
流麗なカットを施した見事な宝石へと変化させてしまった。

彼らは無骨な原石に戻らずに新しいフィールドを手に入れた。

だから俺は感じたのだ。
「Coldplayは1stアルバムの束縛から開放された」と。

総括
お見事!

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