人の限界 ―電王戦にて思う―
3月30日の電王戦でポナンザに人間の棋士が初めて敗北した。
チェスの世界ではすでに人間はコンピューターに敗北しているそうだ。
それはある意味で仕方のないことだろう、
コンピューターは膨大なデータベースを保持し莫大な演算速度を誇る時代となった。
しかしコンピューターが将棋を指せるようになったのは、
人が将棋やAIやコンピューターを研鑽し続けてきた証のようなものであって、
その結果、人が機械に将棋で敗北したのであればある意味、努力が実ったとも言える。
無念ではあるが、こうした事態はある意味当然の帰結であろうと納得も行く。
しかし本当に悲しいのは、
このポナンザと戦った棋士に対して非難が殺到しているらしいということだった。
「プロって雑魚」「将棋の歴史に泥塗ったゴミ」 コンピューターに負けた棋士に酷すぎる中傷
http://news.livedoor.com/article/detail/7554041/
強い相手と戦って負けた者に対して心ない言葉を投げかける人間などというのは、
心の温度を持たない機械以下のゴミクズだと思う。
真実、機械に敗北しているのは、いまや人の心ではないのか。
今回人の尊厳を踏みにじったのは、心のない人であってコンピューターではなかった。
コンピューターは一心不乱に将棋を指しただけのこと。
負けた棋士に誹謗中傷をまき散らすなど、
それこそ人間の心の敗北だとは思わないのか。
情けない気持ちになる。
こうした愚かさが本当に人の限界のように思えて仕方なかった。
人類はいま本当に大変な局面に陥っているのかもしれないね。
チェスの世界ではすでに人間はコンピューターに敗北しているそうだ。
それはある意味で仕方のないことだろう、
コンピューターは膨大なデータベースを保持し莫大な演算速度を誇る時代となった。
しかしコンピューターが将棋を指せるようになったのは、
人が将棋やAIやコンピューターを研鑽し続けてきた証のようなものであって、
その結果、人が機械に将棋で敗北したのであればある意味、努力が実ったとも言える。
無念ではあるが、こうした事態はある意味当然の帰結であろうと納得も行く。
しかし本当に悲しいのは、
このポナンザと戦った棋士に対して非難が殺到しているらしいということだった。
「プロって雑魚」「将棋の歴史に泥塗ったゴミ」 コンピューターに負けた棋士に酷すぎる中傷
http://news.livedoor.com/article/detail/7554041/
強い相手と戦って負けた者に対して心ない言葉を投げかける人間などというのは、
心の温度を持たない機械以下のゴミクズだと思う。
真実、機械に敗北しているのは、いまや人の心ではないのか。
今回人の尊厳を踏みにじったのは、心のない人であってコンピューターではなかった。
コンピューターは一心不乱に将棋を指しただけのこと。
負けた棋士に誹謗中傷をまき散らすなど、
それこそ人間の心の敗北だとは思わないのか。
情けない気持ちになる。
こうした愚かさが本当に人の限界のように思えて仕方なかった。
人類はいま本当に大変な局面に陥っているのかもしれないね。