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グローバル化はアイデンティティがなくなること。
ドン小西がそんなことを、どこかで書いていた。
そうだろうか?
グローバル化とは、
ローカル化を促進する役割を持っていると思う。
これまで知らなかった世界の事情を知ったり、
地形や文明の流れに思いを馳せていくうちに、
自分の国の不自然さや、
そのくせ調和を目指そうとする意識が
民草の根底にはあるように感じられる。
今見えている表層的な現象がそうは見えないとしても。
ここ最近は助け合いでなく足の引っ張り合いが多く見受けられる。
これはローカル化された社会の軽視に問題がある気がする。
でも実際の自分の生活の周囲にあるのは、
多くの場合現実の社会なのだから、
そこから自分に根付く性質というのは、
まぎれもなくローカル的な感覚以外に考えられない。
アイデンティティなんてものは崩壊したら、
新しく矮小な自分から見出していくものだろう。
ローカル化とグローバル化の架け橋は自分自身でしかありえない。
その自分というのは、
一体どのようにして縁どられたのか。
それを考えることがグローバル化とローカル化の両立だと思う。