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B'z / MAGIC

B'z / MAGIC
1. Introduction
2. DIVE
3. Time Flies
4. MY LONELY TOWN
5. long time no see
6. イチブトゼンブ
7. PRAY
8. MAGIC
9. Mayday!
10. TINY DROPS
11. だれにも言えねぇ
12. 夢の中で逢いましょう
13. Freedom Train

まいった。
B'zの新譜、MAGICが凄い。
今年のB'zのシングルは「イチブトゼンブ/DIVE」、「MY LONELY TOWN」
その両方に感想を書いてしまうほどの出来だった。

ちなみにその記事。
B'z / イチブトゼンブ
MY LONELY TOWNに陥落する。

だからアルバムにも期待していたが、
これはヘタするとこれまでのB'zの歴史の中でも
トップクラスのアルバムじゃないだろうか。

アルバム全体の流れも流麗で曲間の長さを微調整する細やかさが見られる。
当然シングル曲もアルバム用にリミックスされている。
シングルバージョンのDIVEのイントロはダサくて嫌いだったが、
今回のアルバムでは1曲目との繋がりの為に、
いきなりリフから始まる。こういう細かな音楽作りをしなくてはならない。

個々の曲も良い状態で音楽に取り組めていることが分かる良作揃い。
楽曲のアレンジがこれまでの徳永氏から
寺地秀行氏に変わったことも新鮮さを産む良い効果を及ぼしている気がする。

以前にイチブトゼンブの感想で、
新しい音楽の「出口」を探そうとする意思を感じると書いた。

伊藤政則氏のインターネットラジオにB'zがゲストで出演した際に、
伊藤氏もMAGICというキーワードに絡めて「出口」という言葉を使っていた。
(そのインターネットラジオは12月31日まで聴けるそうなので、もしよければどうぞ。
ちなみに時間で言うと30分くらいのところでその話題が出てきます。)

そして今回のアルバム(初回限定版のもの)のジャケットの装丁は凝っていて、
ジャケット自体にかなりの意味性や抽象性が加味されているように思える。

まず最初に飛び込むのが幻想的な風景の中にある「ドア」の写真で、
その部分をめくるとその「ドア」が開いて「ドア枠」の向こうだけに道が伸びている。
道の先には幻想的な光の輝きがある。

しかし幻想的ではあるが道の向こうには人が作る混沌とした街が見える。

そのドアは「出口」にも「入り口」にも取ることができる、
風景の中にただ存在する扉だ。

幻想と現実を繋いでいる。

「出口」を探すため「入り口」を探す。
それを表裏と表現することは恐らく正しくない。
同質の異質。
陰陽の溶け合う当たり前の違和感。
「入り口」を探すのは「出口」を求めているからだ。

太陽も月も地球も廻っている。

生きるというのは恐らくそういうことで、
死ぬというのも恐らくはそういうことなのだ。

このアルバムの曲の配列は非常に練り込まれている。
配列によって曲自体が持つ意味が深まったり変化したりする。
MAGICでは音楽的な流れもさることながら、
曲の配列によって深みを増す哲学性まで読み取れる気がする。
意図的にできることではない。
しかし偶然だけでもそれは不可能だ。

MAGICの曲の中では「人の世にタネもシカケもないよ」と書かれているが、
作品にはタネもシカケもあると思う。
しかし仕込まれた以上の結果が生まれることをMAGICと呼ぶのだろう。

伊藤氏がラジオの中でしきりに
iPod等でアルバムを分解しザッピングして曲を聴くのは好きじゃないと言っていた。

パーソナリティとして作り手であるB'zの二人に、以下のようにそれを問うていた。

『実はそういう(分解してザッピングするような)聴かれ方は反対でしょ?』(伊藤氏)

『正直なところ作り手としてはね。
ただもう世に出しちゃったら皆さんの自由ですからね』(松本氏)

『ただこのアルバムを作った側からするととりあえずこれが完成形なので、
それだけは忘れないようにって、そういう気持ちはありますけどね。
ただ選択肢がある以上はそこで自由に楽しんで頂いて構わないですけど』(稲葉氏)


この言及をとる辺りが伊藤氏が感じたであろう、
今回のB'zのアルバムに対する評価に直結している気がする。

このアルバムの曲の配列によって生まれるMAGICを感じたからこそ、
あえて伊藤氏はその事を口にしたのではないだろうか。
明らかに今回のアルバムの曲の配列は、
この作品を名盤足りうる領域にまで引き上げている。

一曲目のギターだけで、かき鳴らされるイントロダクション。
そこからいきなりDIVEでアルバムの中へ突入し、
後は一気にラストまで駆け抜けるように聴ける。
今回のアルバムは5分をオーバーする曲が一曲もない。
その分、何度も何度もリピートして聴けるように作られている。

アルバムジャケットの一日が連続したような一枚の画像にも通じているだろう。

とにかく久々に徹頭徹尾こだわり抜かれたB'zのアルバムを聴かせて貰った。

特典でついてくるメイキング+PVのDVD内で、
MY LONELY TOWNを作っている時のシーン。
『ちょっと会心の、久々の会心の一発じゃない?これちょっと?』(松本氏)
『はははっ、えらい気に入ってるねw』(稲葉氏)
『いや、B'zとして、ちょっと、久々の。会心の一発。出たよ!』(松本氏)

こんなやりとりを見て、音楽ってのはこうじゃないといけないと思った。

創るということを本気で楽しんでいる。
そこには魂がこもるのだ。
音楽好きじゃない奴が良い音楽なんて作れるはずがない。

俺このアルバム大好きだ。

追記:
ちなみに特典DVDの中で松本氏がLOUDNESSのTシャツを着ていたり、
高崎晃氏とお互いのギター交換をして、
今回のアルバムでも高崎モデルのギターを使ったと言っていた。
スペシャルサンクスには故・樋口氏の名前も。
改めてLAZYやLOUDNESSが残したものの大きさを教えてもらった気分。
B'zはLAZYやLOUDNESSの影響下にあるバンドなんだなだと再確認。

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