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輪環の魔導師6 / 渡瀬草一郎

渡瀬草一郎の輪環の魔導師の新刊が出ていたので購入した。
もう読み終わったのだが、やはりこの人は凄い。
何が凄いってこんなに分かりやすくて面白い作品を書いているのに、
世間的にはそれほどブレイクしないのが凄いよ。

「空鐘」も好きだったがこちらも十分に面白い。
空鐘ではあまりなかったがパロディ的な要素を作中に入れてきているし。
輪環の魔導師にはそういう遊び心を受け止めるだけの土壌は十分にある。

これまでの丁寧な伏線の張り方が
ようやく怒涛の展開に向けてまとまり始めてきた所って感じかな。
最近では丁寧に伏線を張る事を
冗長的だと感じる人も多いみたいだけど、
それはあまり良くない傾向だろう。
フリが利いているほど面白いということは往々にしてある。

空鐘の熱が冷めやらぬままに1巻を読んだ時には、
『面白くはなりそうだが「空鐘」と比べるとどうかな~』
なんて馬鹿なことを考えたりもした訳ですが、
いやいや十分に面白い。

人間関係の構造構築と物語の転がし方が異様に上手い。
登場人物の多さの割に不自然さが感じられないのは、
作者の手際がいいからだ。
作劇上であまり必要のないキャラを読者の意識から消し、
それを裏で動かすセンスが抜群に上手い。

「空ノ鐘が響く惑星で」と合わせて、
ぜひ「輪環の魔導師」の方もお楽しみ頂きたいなと思います。

ショタ志向の方には主人公のセロを。
ヤンデレ好きにはヒロインのフィノを。
人間には萌えないという方には、
喋る黒猫(♂)のアルカインもご用意して御座います。
もちろん子安武人の声が似合いそうな、
インテリイケメン担当キャラのホークアイ様もおられますし。
東方系の頑張り屋さんなキャラがお好きな方にはシズクを。
お姫様好きにはイリヤード姫などなど。
キャラクターの品揃えには自信がございます。

空鐘も十分キャラクターは豊富なんですけどね。

つまり何が言いたいのかというと。
キャラクターが生きているからこそ物語が面白くなる訳で、
物語とは物語だけでは人にとってはつまらないものになってしまう。

これは「よつばと!」のあずまきよひこが言う
『物語性というものは信じていないがキャラクターは信じている』
という部分にも通じている所だろうと思います。

キャラクターが生きていなければ、
どれだけ面白い物語であろうとも「ただの出来事」にしか過ぎない。
逆に言えばキャラクターさえ生きていれば、
ただの出来事も十分に物語的な文脈を持ちうるということだ。
「お話」とはそういうものなのかもしれないなぁ。

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