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新書

これまでは上下二段組の新書タイプの小説を敬遠していたのだが、
上遠野浩平のソウルドロップシリーズが読みたくて、
Amazonで注文して読んでみた。

文庫よりも大きく、コミックサイズよりも細い。
本棚に並べると少し違和感があるし、
なにより読みにくそうなフォルムなのだ。

しかしいざ読み始めてみると、
新書という書籍のスタイルの意味がわかり始める。

これは恐らく速読向けの書籍なのだ。
上下二段組の為、縦の文章量が非常に少ない。
つまり縦の視線移動がほとんど必要なく、
視線を右から左へと流すだけで内容が読み取れる。
上の段の左端まで読み終われば
次は下の段へ、少し視線をずらすだけでいい。
あとは上の段と同じように右から左へ視線をスライドさせる。

視線の動きを図にすると以下のような形になる。

 左ページ  右ページ
┌─────────┐
│       ┋       │
│←←←←┋←←←← │ 上段
│↘    ↖ ┋ ↘     │
│  ↘   ┋↖  ↘   │
│←←←←┋←←←← │ 下段
│      ┋       │
└─────────┘

つまりZを逆にしたような視線誘導となる訳だ。
もっと細かく言えば上段では若干縦方向で視線が動くが、
少し本を読むことになれるだけで、
縦方向にはあまり視線を動かさなくても内容は理解できるようになる。

この読書速度と視線誘導はとても痛快だ。
情報処理速度が遅くても、
マンガと同じような速度でページをめくる事ができる。

例えばドグラ・マグラなんかを新書で読んでも、
その良さは半減してしまうかもしれないなぁとは思う。
それは視線が何度も上下に動くことによって生まれる密度の為だ。
読書の密度を重視するような作品には新書は向かないかもしれない。

しかしマンガと同じような感覚で読まれるようになった、
ライトノベルなら新書というスタイルが浸透してもいいかもしれない。

新書はライトノベルに向いたスタイルなのかもしれないな。

文章の上下二段組というのは、
なんだかいびつで好きじゃなかったのだが、
そうした構造的な意図に気づけば
悪くないかもしれないなと思えるようになった。

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