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最近読んだマンガ2009年3月 後編

はい後編行きます。

目次
鉄のラインバレル / 清水栄一×下口智裕
海皇紀39 / 川原正敏
ハチワンダイバー10 / 柴田ヨクサル
ヴィンランド・サガ7 / 幸村誠
ヒストリエ5 / 岩明均
PLUTO7 / 手塚治虫×浦沢直樹
PEACE MAKER3 / 皆川亮二
ジエンド / 村枝賢一

鉄のラインバレル12 / 清水栄一×下口智裕
ラインバレルはロボット物マンガなので、
スピード感が命だというのは分かるのだが、
さすがにエピソードや展開が一足飛び過ぎる気がしないではない。
設定資料やサイドストーリーで世界観を補完させようというのは、
永野護のFSS的な要素を感じなくもないが、
それでも少しマンガ的には舌足らずなんじゃないかな、
と思う所がないではない。
作者の頭の中にある設定の、
どの部分を描いていて、どの部分を描いていないのかとか、
そのあたりが少し不親切な気がするなぁ。


海皇紀39 / 川原正敏
ついに海皇紀もここまで来たか、という感慨深さがある。
そろそろクライマックスへ向けて一気にお話を畳み掛ける
恐らくファンの親父である海皇が
まだ死んでいないであろうことは序盤で匂わされているし。
終盤かラスト付近での隠し玉として使うつもりだろうとは思うのだが。
はてさてアナハラムとの関係や如何に?ってなもんだ。
マリシーユも登場してカガクとファンを繋ぐ伏線も見えた、
恐らくメルダーザとヴェダイとの再会も近いだろう。
全50巻以内くらいには収まるとは思うのだが…
川原漫画がこれほど長期連載するというのは凄いことだ。
さあ、修羅の門の続きは描くつもりなんだろうか?
ずっと修羅の門はまだ終わっていない感を匂わせ続けてはいるが…


ハチワンダイバー10 / 柴田ヨクサル
よくもまあこんな将棋漫画を描いたもんだ。
柴田ヨクサルは凄い。
これほど爽快な読書速度と質量を与えてくれるマンガは珍しい。
俺は将棋詳しくないけど、マンガとしてハチワンは面白い。
エアマスターを描いていたからこそできる表現もある。
そして将棋だからこそ、
これまでになかった将棋マンガの表現と面白さを獲得しえた。
これは結果論に過ぎないが、
こういうマンガが登場するから日本のマンガは凄いのだ。
まさしく将棋と同じで、マンガは途轍もなく「深い」。
漫画家は紙面にペンを入れる時、
おそらくは間違いなく、その世界へとダイブしている。
それを惜しげもなく、恥ずかしげもなく、
将棋の世界とリンクさせて描いてしまえるパワーが凄いと思う。


ヴィンランド・サガ7 / 幸村誠
プラネテスの次にヴィンランド・サガを描ける幸村は恐ろしい。
しかもこの7巻の巻末コメントで幸村が描いているのだが、
ヴァイキングの「プライド第一」という性質が大嫌いだというのが、
このマンガを描き始めた衝動の一つなのだということが分かるが、
なるほど、そりゃあこのマンガが面白くなる訳だ。
プラネテスは夢を追うということに対する、自問自答であったり、
それに付随する得られるものと諦めなければならない価値の程度など。
作者の精神性と主要キャラクターの性格とのリンクが見られたが、
それをこのヴィンランド・サガでは、
少し違うベクトル感覚で描いているのだということがわかる。
これは作品を作る際に、ジャンルや設定などではなく、
恐らくはまず始めに作者の感情的なベクトルに沿った
ジャンル選びをしているのかもしれない。
という創作の出発点を探る参考にもなりうる。
まず最初に感情があり、そこからジャンルなり設定なりを作りこんでいき、
ディテールを深く掘り下げていくことで、
作品自体のベクトル感覚が定まっていく訳だ。
そしてその自分の感情に対して、
多面的なつっこみや異なる価値観と出会わせることで、
それぞれのキャラクターの感情の動きや揺らぎが生まれ、
物語に迫真性が生まれるということに繋がっているのかもしれない。


ヒストリエ5 / 岩明均
ようやく出ましたヒストリエ5巻。
最近の岩明マンガは歴史物が結構多くて、
個人的にはもっとSF色が強いものが読みたい。
当然ヒストリエも面白くて、この巻はかなり楽しませて貰ったが。
早く次の巻が出てくれることを祈るばかりである。
展開が遅いよ~。
個人的には岩明マンガは「風子のいる店」「骨の音」
それに「寄生獣」「七夕の国」も好きだし、
「雪の峠・剣の舞」や「ヘウレーカ」も全て好きだ。
ヒストリエも3巻あたりでグワっと面白くなって、
4巻で少しクールダウンして、今また面白くなりつつある。
これからが楽しみではある反面、
もう少し違うジャンルに挑戦して欲しいかなという気持ちもあるのだ。


PLUTO7 / 手塚治虫×浦沢直樹
ようやく次の巻でラストだ。
こういうとアレだが、やっぱり浦沢は原作付きの方が面白い。
MONSTERにしても20世紀少年にしても、
読者の食いつきが本質的なテーマとズレた所に行ってしまうような、
マンガの作り方は個人的にはあまり良くないと思う。
それは長崎尚志の編集者としての
読者の心の掴み方の力が成せる技だと思うのだが、
浦沢直樹という人は如何せんディテールを描くのは上手いが、
全体構成などは案外に力技が多い人なので、
風呂敷を広げると最後の手前あたりでテーマを描ききってしまって、
読者としてはマンガとしてのオチはどうでもよくなってしまう。
という所がある。
その点、原作付きのパイナップルアーミーやMASTERキートン、
そして少し方向性は違うが土台となる原作のあるPLUTOは、
ディテールを描くのが上手い浦沢直樹の実力が
遺憾なく発揮されているように感じる。
それは構成や設定などの土台を浦沢以外の人間が考えて、
浦沢直樹という人がその世界の中で
ディテールを掘り下げていく過程で
世界が広がり面白くなっていくのではないだろうか。


PEACE MAKER3 / 皆川亮二
この人の何が凄いって、新作のテンポの速さ。
「KYO」「SPRIGGAN」「ARMS」で獲得した劇展開の手法を、
「D-LIVE」「PEACE MAKER」「ADAMAS」の全てで
設定やキャラや組織名などを置き換えて、
ほぼ同じように作っているにも関わらず
それぞれに異なる作品性を与えてることだ。

特に現在はこの作品と「ADAMAS」の同時連載をやっている訳だが、
このクオリティの作品の量産力が高いというのが、
日本マンガの凄さを裏付けているような気がするなぁ。


ジエンド / 村枝賢一
スパロボ好きには堪らない、色んなヒーロー大集合な作品で。
多くの作家が考えたヒーローが、それぞれの作品に登場するという、
ヒーロークロスラインというアイデアがまず面白い。
さらに村枝賢一が完全オリジナルの新作を描いたってことも嬉しいしね。
仮面ライダーも読んではいるんだけど、
RED以降完全新作が出ていなかったもんで、
少し寂しかったので、ジエンドでは楽しませて貰ってます。

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