心のあの船
あなたが選んだ人だけを破滅から救うことができる船をあげるよ
そんな風に言われて貰った船
ぼくはまず自分がそれに乗るかどうかを考えた
乗るべき人間なのかを考えた
なぜぼくが救われるのかを考えた
それに乗ってどこへ行くのだろうと考えた
そして、その救いは本当に救いなのだろうかと考えた
ぼく達の力だけではどうにもできないことが起きるのなら
救われるべきではないのはその全てではないのか
けれど、好きな人だけ愛する人だけでも助けられるのなら
ぼくはそんな人達を乗せてあげて欲しいとも思う
けれどその先に本当の救いがあるのかも分からず
ペテンにかけられているのかもしれないぼくが
好きな人達をそこへ送り込むことができるだろうか
その人達にぼくだけを置いて助かってくれと手を振るだろうか
ぼくと一緒に助かろうよと声をかけるだろうか
そのどれもがあまりにも無責任に思えた
だから好きな奴も嫌いな奴もいるこの世界で
ぼくは残された毎日をなるだけ懸命に生きてみようと思った
うまくいかないことばかりでも、ここはぼくの世界だから
そのうちに船は誰も乗せないまま出航したのか
見えなくなってしまっていた
それから今日まで
僕が救わなくても世界はちゃんと立派に続いていて
船もきっと誰も乗せないままで気ままな旅を続けているのだろう
そんな風に言われて貰った船
ぼくはまず自分がそれに乗るかどうかを考えた
乗るべき人間なのかを考えた
なぜぼくが救われるのかを考えた
それに乗ってどこへ行くのだろうと考えた
そして、その救いは本当に救いなのだろうかと考えた
ぼく達の力だけではどうにもできないことが起きるのなら
救われるべきではないのはその全てではないのか
けれど、好きな人だけ愛する人だけでも助けられるのなら
ぼくはそんな人達を乗せてあげて欲しいとも思う
けれどその先に本当の救いがあるのかも分からず
ペテンにかけられているのかもしれないぼくが
好きな人達をそこへ送り込むことができるだろうか
その人達にぼくだけを置いて助かってくれと手を振るだろうか
ぼくと一緒に助かろうよと声をかけるだろうか
そのどれもがあまりにも無責任に思えた
だから好きな奴も嫌いな奴もいるこの世界で
ぼくは残された毎日をなるだけ懸命に生きてみようと思った
うまくいかないことばかりでも、ここはぼくの世界だから
そのうちに船は誰も乗せないまま出航したのか
見えなくなってしまっていた
それから今日まで
僕が救わなくても世界はちゃんと立派に続いていて
船もきっと誰も乗せないままで気ままな旅を続けているのだろう
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