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ZABADAK at BIGCAT 3/28

土曜日の3/28に行ってまいりました。
人生初のZABADAKライブ。
ナマ吉良声を聴けてご満悦であるのですが、
まず何より言わせて頂きたい!!
やい!!小峰公子!!

エロすぎるやないか!!!

ライブが始まってから数分、
小峰さまのエロボディスーツ姿から目が離せない!!
確か頭の一曲目は『一番好きな時間』だったと思うけど、
吉良さまのプレイと声に魅了されつつ、
視線は小峰たんのエロボディに釘付けだった。
最初の数分は、一緒に行った後輩と
エロすぎる衣装について興奮しきってしまっていたw

誤解を恐れずに言えば小峰たんには是非、俺の下腹部を踏んでいただきたい。
あんなに鞭が似合いそうなお姉さんを見たのは久しぶりでした。
つまり、それだけ素敵な衣装だったという事ですね♪

さあ、音楽的な内容の方に行きましょうか。
序盤数曲はハードな曲が続いて、
しかも確か二曲目は息継ぎが難しく、
あえて小峰たんと吉良さまが呼吸のタイミングを微妙にズラして歌いあう、
『樹海-umi-』という曲だったと思うんですが、
この頃には吉良さまは汗みどろでしたね。
流石にこれをライブでできるってのは
圧倒的なプロッフェショナル以外の何物でもないっす。

サイドギターのない編成で、
吉良さまがメインボーカルとギターを担当して、
しかも小峰たんはコーラス、時にはメインボーカル。
キーボード、アコーディオンやさらに
スレイベル(棒に玉の鈴が沢山ついていてシャララーンという綺麗な音色がでる)
などなど、バンド内のヨロズニストの称号を欲しいままにしていた。

そして小峰たんの結婚指輪が光る左手が、
スレイベルで玲瓏の音色を響かせるとき、
たまに右手の指先をスレイベルの先端にクリクリと這わせ、
さらに音色をシャララランと小刻みにする時の手つき。
これはもうまるで、亀頭をクリクリされているんじゃないのか!?
という錯覚を抱かせる為にやっているとしか思えない、
とんでもないエロティックなパフォーマンスを尻目に、
音楽のクオリティが化け物のように高いので、
二重の効果で空間に酩酊感が漂い始めるのだ!!

なんという演出効果。
吉良さまの甘い声が女性のリスナーを魅了し、
エスニックでサディスティックな小峰たんの歌声と衣装が、
男性のリスナーの深層意識にエロスを刷り込ませ、
まるでドラッグでもやっているのではないかというほどの、
ライブにおける酩酊感を演出するという恐ろしい舞台効果が凄かった!!

※注※
(この感想はあくまでも主に私の主観や倒錯したリビドーに基づいたものです)

そして徹頭徹尾、音楽の生の良さを実感しながら、
アルバム『平行世界』の出来の良さを改めて実感させられたライブでしたね。

CD版と生声の吉良さまの違いについても分かったし、
それでも生の吉良さまも素晴らしく、
俺は将来、こういうライブをしたいんじゃないのかなぁ。
というある種の理想像をZABADAKのライブには見ることができた気がしました。

ネットでこういう素晴らしい音楽のライブの映像を借りて、
プレゼンターが本気で好きなアーティストを紹介するような番組はできないものだろうか。
俺は本当に多くの人が新しい音楽の価値観にであい、
一気に視界が晴れるような、あの素晴らしい感覚を共有して欲しいと思うのだ。

素晴らしい音楽の空気に触れた時、
何もないと思っていた自分の中のどこかから、
受け止めさせてもらったものが増幅してあふれ出して、
震えるほどの感動を覚えた瞬間の嬉しさを!
この感動を感じられる自分の中にも、
何かがあるんじゃないのかと、
思わせてくれるパワーのおすそ分けを貰う。

そうして人は貰ったものを、誰かに返したり、
増幅してさらに配ったりしながら、支えあえないがら、
影響を受けあって生きているのだということが、
音楽を通して腑に落ちてきたときの心の在り処に、
感涙しそうになる。

自分がまだここにあるのだということを知るために、
心と心同士が求めあっていくのだ。

ありがとうZABADAK
ありがとう小峰たん。
下世話ではありますが、
昨夜は僕の妄想の世界でお世話になりましてありがとうございました。

では、お後もまったくよろしくないあたりで、
昇天、お開き直りで~す。
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文末の三文字がこのブログの存在意義です。

最近不眠症なんだよ。
眠たくても眠れない。
自律神経がやられるから神経過敏になって、
眠れなくなるのか。
眠れなくなって、神経過敏になって自律神経がやられるのかがわからない。

もはやタモリが先かいいともが先かみたいな問題だ。
森田和義アワーなのだから、
タモリ先行型だと考える人もいるかもしれないが、
森田和義アワーはいいともなのだから、
タモリは森田和義アワーによってタモリたらしめられている。
という色眼鏡で見ることもできるにしかり。

色眼鏡がサングラスでかかったという面白さは、
めがねをかけるにもかかっている訳で、
こういう何重にもかけてしまって、
説明が必要になる場合の現象を「掛け違え」といいます。

さて、眠れない眠れないとは言うものの。
本当に眠れないのか?
という疑問が生まれ、それを議題とした会議がとりおこなわれ、
僕はその結果に対して真摯な紳士でありたいと
心身ともに信心深くありたいと思う新人なんです。

おめこ。

平らかな球体

太陽が昇り
その裏側で
月が闇をのぞく頃

世界は同じ時間の中で何かにとらわれている

価値なんてものの価値

価値なんてものの価値は必要ないのだ。

憎しみに単純に従えば、
命ほど軽いものはない。

愛に素直に順ずれば、
言葉ほど不必要なものはない。

ありとあらゆるものが、
無為に何かを支えあっている。

その世界に意味を求めたくもなる。
無意味を嘆きたくもなる。

だから。
価値なんてものの価値は必要ないのだ。

自分というものが分からなくなって。
自分をとりまく環境がどうでもよくなって。
なにもいらなくなる。

鼓動の音に気が狂いそうになる。

とまれ。
とまれ。
とまれ。

全てを狂わせる。
大切が醜悪に変わる瞬間、
世界の中心で脈打つ拍動が疎ましくなる。

ああなんだっけ。
もうわかんないや。
何が欲しかったんだろう。
何がしたかったんだろう。
何をしてあげられたんだろう。

その思い上がりが、俺を壊していく。
何もないことが本質なんだっていつも忘れるんだ。

亡くして、心が消える。
忘れて、笑う。
壊れて狂う。

たぶん本当は、僕は何もいらなかったんだ。

暖かい布団と、ご飯と、
大切な人と笑って過ごせるだけでよかった。

でもそれはこの世界で一番手に入れることが難しいものだった。
そんなありふれた普通は、
誰にとっても永遠に求め続ける究極の幸せだったんだ。

もうそれは僕には過ぎた夢だ。

だから。
価値なんてものの価値は必要ない。

少なくとも今の僕には。

最近読んだマンガ2009年3月 後編

はい後編行きます。

目次
鉄のラインバレル / 清水栄一×下口智裕
海皇紀39 / 川原正敏
ハチワンダイバー10 / 柴田ヨクサル
ヴィンランド・サガ7 / 幸村誠
ヒストリエ5 / 岩明均
PLUTO7 / 手塚治虫×浦沢直樹
PEACE MAKER3 / 皆川亮二
ジエンド / 村枝賢一

鉄のラインバレル12 / 清水栄一×下口智裕
ラインバレルはロボット物マンガなので、
スピード感が命だというのは分かるのだが、
さすがにエピソードや展開が一足飛び過ぎる気がしないではない。
設定資料やサイドストーリーで世界観を補完させようというのは、
永野護のFSS的な要素を感じなくもないが、
それでも少しマンガ的には舌足らずなんじゃないかな、
と思う所がないではない。
作者の頭の中にある設定の、
どの部分を描いていて、どの部分を描いていないのかとか、
そのあたりが少し不親切な気がするなぁ。


海皇紀39 / 川原正敏
ついに海皇紀もここまで来たか、という感慨深さがある。
そろそろクライマックスへ向けて一気にお話を畳み掛ける
恐らくファンの親父である海皇が
まだ死んでいないであろうことは序盤で匂わされているし。
終盤かラスト付近での隠し玉として使うつもりだろうとは思うのだが。
はてさてアナハラムとの関係や如何に?ってなもんだ。
マリシーユも登場してカガクとファンを繋ぐ伏線も見えた、
恐らくメルダーザとヴェダイとの再会も近いだろう。
全50巻以内くらいには収まるとは思うのだが…
川原漫画がこれほど長期連載するというのは凄いことだ。
さあ、修羅の門の続きは描くつもりなんだろうか?
ずっと修羅の門はまだ終わっていない感を匂わせ続けてはいるが…


ハチワンダイバー10 / 柴田ヨクサル
よくもまあこんな将棋漫画を描いたもんだ。
柴田ヨクサルは凄い。
これほど爽快な読書速度と質量を与えてくれるマンガは珍しい。
俺は将棋詳しくないけど、マンガとしてハチワンは面白い。
エアマスターを描いていたからこそできる表現もある。
そして将棋だからこそ、
これまでになかった将棋マンガの表現と面白さを獲得しえた。
これは結果論に過ぎないが、
こういうマンガが登場するから日本のマンガは凄いのだ。
まさしく将棋と同じで、マンガは途轍もなく「深い」。
漫画家は紙面にペンを入れる時、
おそらくは間違いなく、その世界へとダイブしている。
それを惜しげもなく、恥ずかしげもなく、
将棋の世界とリンクさせて描いてしまえるパワーが凄いと思う。


ヴィンランド・サガ7 / 幸村誠
プラネテスの次にヴィンランド・サガを描ける幸村は恐ろしい。
しかもこの7巻の巻末コメントで幸村が描いているのだが、
ヴァイキングの「プライド第一」という性質が大嫌いだというのが、
このマンガを描き始めた衝動の一つなのだということが分かるが、
なるほど、そりゃあこのマンガが面白くなる訳だ。
プラネテスは夢を追うということに対する、自問自答であったり、
それに付随する得られるものと諦めなければならない価値の程度など。
作者の精神性と主要キャラクターの性格とのリンクが見られたが、
それをこのヴィンランド・サガでは、
少し違うベクトル感覚で描いているのだということがわかる。
これは作品を作る際に、ジャンルや設定などではなく、
恐らくはまず始めに作者の感情的なベクトルに沿った
ジャンル選びをしているのかもしれない。
という創作の出発点を探る参考にもなりうる。
まず最初に感情があり、そこからジャンルなり設定なりを作りこんでいき、
ディテールを深く掘り下げていくことで、
作品自体のベクトル感覚が定まっていく訳だ。
そしてその自分の感情に対して、
多面的なつっこみや異なる価値観と出会わせることで、
それぞれのキャラクターの感情の動きや揺らぎが生まれ、
物語に迫真性が生まれるということに繋がっているのかもしれない。


ヒストリエ5 / 岩明均
ようやく出ましたヒストリエ5巻。
最近の岩明マンガは歴史物が結構多くて、
個人的にはもっとSF色が強いものが読みたい。
当然ヒストリエも面白くて、この巻はかなり楽しませて貰ったが。
早く次の巻が出てくれることを祈るばかりである。
展開が遅いよ~。
個人的には岩明マンガは「風子のいる店」「骨の音」
それに「寄生獣」「七夕の国」も好きだし、
「雪の峠・剣の舞」や「ヘウレーカ」も全て好きだ。
ヒストリエも3巻あたりでグワっと面白くなって、
4巻で少しクールダウンして、今また面白くなりつつある。
これからが楽しみではある反面、
もう少し違うジャンルに挑戦して欲しいかなという気持ちもあるのだ。


PLUTO7 / 手塚治虫×浦沢直樹
ようやく次の巻でラストだ。
こういうとアレだが、やっぱり浦沢は原作付きの方が面白い。
MONSTERにしても20世紀少年にしても、
読者の食いつきが本質的なテーマとズレた所に行ってしまうような、
マンガの作り方は個人的にはあまり良くないと思う。
それは長崎尚志の編集者としての
読者の心の掴み方の力が成せる技だと思うのだが、
浦沢直樹という人は如何せんディテールを描くのは上手いが、
全体構成などは案外に力技が多い人なので、
風呂敷を広げると最後の手前あたりでテーマを描ききってしまって、
読者としてはマンガとしてのオチはどうでもよくなってしまう。
という所がある。
その点、原作付きのパイナップルアーミーやMASTERキートン、
そして少し方向性は違うが土台となる原作のあるPLUTOは、
ディテールを描くのが上手い浦沢直樹の実力が
遺憾なく発揮されているように感じる。
それは構成や設定などの土台を浦沢以外の人間が考えて、
浦沢直樹という人がその世界の中で
ディテールを掘り下げていく過程で
世界が広がり面白くなっていくのではないだろうか。


PEACE MAKER3 / 皆川亮二
この人の何が凄いって、新作のテンポの速さ。
「KYO」「SPRIGGAN」「ARMS」で獲得した劇展開の手法を、
「D-LIVE」「PEACE MAKER」「ADAMAS」の全てで
設定やキャラや組織名などを置き換えて、
ほぼ同じように作っているにも関わらず
それぞれに異なる作品性を与えてることだ。

特に現在はこの作品と「ADAMAS」の同時連載をやっている訳だが、
このクオリティの作品の量産力が高いというのが、
日本マンガの凄さを裏付けているような気がするなぁ。


ジエンド / 村枝賢一
スパロボ好きには堪らない、色んなヒーロー大集合な作品で。
多くの作家が考えたヒーローが、それぞれの作品に登場するという、
ヒーロークロスラインというアイデアがまず面白い。
さらに村枝賢一が完全オリジナルの新作を描いたってことも嬉しいしね。
仮面ライダーも読んではいるんだけど、
RED以降完全新作が出ていなかったもんで、
少し寂しかったので、ジエンドでは楽しませて貰ってます。

最近読んだマンガ2009年3月 前編

ここ最近、全然買ったマンガのことを書けていなかったので、
簡単なレビューなどを添えながら、最近読んだマンガのことなど。
結構一杯読んだので、前・後編に分けたいと思います。
まずは前編。

目次
しましま / 群青
地を這う魚 / 吾妻ひでお
俺はまだ本気出してないだけ3 / 青野春秋
ラヂオヘッド / 内藤曜ノ介
探偵綺譚 / 石黒正数
くおんの森1 / 釣巻和
無限の住人24 / 沙村広明

しましま / 群青
表紙のデザインが気に入ったので購入。
描線もスタイルも俺の好きなタイプの作家さんなのは間違いないんだが、
少し舞台とキャラクターを活かしきれていない感を受けた。
作者の頭の中では上手く考えられているのだろうな、
という世界観ではあるのだが、
それぞれのキャラクターを活かす為のエピソード作りや、
構成なんかが、少し雑かなという印象。

『しましま』という妖怪のような妖精のような、
よくわからない存在を描きながら、
それに関わる人たちの裏設定などを匂わせつつ、
順を追って紐解いていくというスタイルの構成。

近年、こういう作風のマンガが増えている。
上手く行くと短編完結マンガとしての品質は向上するが、
短い中である程度のカタルシスを持たせる作品にする為に、
展開や構成など手法が限られてきてしまうことにもなる。
色使いや絵柄はとても好きだったので、
同作者の『橙星』というマンガも買った。
また機会があれば感想を書こうと思う。


地を這う魚 / 吾妻ひでお
アヅマ版まんが道ということで、興味津々で手を出した一冊。
まず内容云々以前にとりあえず絵が魅力的。
とにかくコマの隅々まで面白い。絵だけで新鮮。
不可思議極まりない主観世界の構築。
その世界の中で普通に「まんが道」をやるもんだから、
当時の漫画家をとりまく環境を書いたマンガは数あれど、
レトロフューチャーな雰囲気というか、
昭和をこんな風に表現した人は初めてじゃないかってくらいの衝撃。

逆に言えば、それらの歪な造形物や、
妖怪や変なキャラクターたちが意味もなく
空間にひしめきあって、時にはキャラクターに関わったり、
ただ雑然とした風景の一部となったりすることで、
時間と空間を演出するとんでもない役割を持っていて、
ただのマンガ道漫画とは一線を画す表現作品になっている。
描き下ろしのあとがきが凄く良い。
マンガの畳み方のパターンとしては流石大御所といった貫禄の締め方。


俺はまだ本気出してないだけ3 / 青野春秋
このマンガはとにかく好きで、
設定や絵、タイトルからキャラクター、空気や間、
全部が心地よい。
この巻に収録されてる11話なんて、
まさしく藤子・F・不二雄の「自分会議」なのだが、
自分会議ではシニカルで衝撃的なオチを使っていた場所で、
テレビ版エヴァの最終話のパロディのような演出を使って、
自己補完して勝手に都合のいいように話を転がしてしまう。
しかもエピソード自体は俯瞰の夢オチというあたりが良い。

ロクニシコージの「すべてに射矢ガール」が好きな自分としては、
こういうジャンルが固定化できそうでできないマンガは好きだなぁ。


ラヂオヘッド1 / 内藤曜ノ介
もう有り体に言ってしまえば
大友克洋、士郎正宗、遠藤浩輝のような、
いわゆる技巧派漫画系統に属するジャンルのマンガだと思うが、
最初に絵柄から受けた印象以上のものは、
マンガから受け取ることはできなかったなぁ。
絵は上手いと思うし、表紙なんかのデザイン性や、
色のセンスはいいと思うんだけど、
もう少し何かできなかったのかなぁとは思ってしまう。
まあこんなもんか、って感想くらいしかないかな。


探偵綺譚 / 石黒正数
今日買ったマンガ。
短編集系のマンガは好きなので、
よく表紙の絵で選んで買ってしまいます。
で、単刀直入にこのマンガの感想を言ってしまえば、
かなり好きな部類です。
表紙からは想像できない思わぬギャグもので、
しかも絵の幅が広くて上手い。
ジャンルも出版社も様々でかなり幅の広い短編集。
色んな話のパターンを試していて、
さらにそのパターンの外し方から何から、
作家さんのかなり貪欲な姿勢を感じて非常に好印象。
読んでいて久しぶりに、クスっと声を出して笑いました。


くおんの森1 / 釣巻和
これも今日買ったマンガ。
世界設定に入っていくまでが少し面倒でしたね。
もう少しゆっくり設定を追いかけられるだけの短編力が欲しかった。
絵は上手いし、色も綺麗で、
面白い表現技法や独自のコマ構成を色々と試しているので、
好印象ではあるんですが、
すこし分かりにくく押し付けがましい設定の世界に、
引き込むまでの時間が長くかかりすぎかなという気がしました。

後半になってくると、作者の言いたいことや、
伝えたいことが明確になってくるんですが、
やはり序盤から中盤にかけてはちょっと読むのが苦しかった。
マンガ好き向けマンガというジャンルも最近では、
結構多く見られるようになりましたが、
確かにこういうスタイルのマンガ好きマンガは新しいとは思う。
あとはどれだけ、この素晴らしい画力を
作品に活かしていけるかという所だろうか。
とにかく新人さんらしいんですが画力のレベルが尋常じゃない。
日本のマンガのレベルはとんでもなく上がっていると思う。


無限の住人24 / 沙村広明
沙村広明の凄い所は、このマンガをしっかりと終わらせようと、
着々と伏線を回収したりテーマを明確にして劇を展開させていることだ。
掲げた風呂敷はとんでもなく畳むのが難しい上に、
あえて時代物でそのテーマに挑んだというあたりにも、
重要な意味があるような気がする。
当然、初期衝動は不死という設定と、
自分が絵として描きたいものを合わせただけだったかもしれないが、
途中からテーマを見つけて、
それを畳むためにもう一度、物語を組み立てなおしているように感じる。

その為、テーマが重層的になり、
なおかつ構造が複雑化していくことになる。
しかし、主軸である凛の復讐の物語と卍の不死の物語が、
時代物という背景とSF的な要素を、
絡み合わせる複合的なテーマの重なり合わせを生み出している。
沙村広明はブラッドハーレーやお引越しなどの短編作品も面白かったし、
他の作品を描きたいという欲望はあるだろうが、
この無限の住人は尻切れトンボで終わらせて欲しくはない作品だ。

イミテーションワールド

自分を見つめる時間
孤独への帰還

ほら、もうそこに真っ黒い手
知らない間に全身を掴んで放さない

闇の中の鏡のように
孤独な意思は意味を成さない
だから叫ぶ、ひっそりと
だから歌う、こっそりと
だから嘆く、はっきりと

闇に輝きを幻視するため

明日をくれる世界があるから

ここで立ち止まっている訳にはいかないので、
とりあえず錯覚でもいいので前に向かって進もうとする意思を捉まえる。
一度足を止めると、一気に置いていかれるから。

ここでいいと思ってしまった瞬間に、
居心地のよさを手に入れてしまった時に。
圧倒的な停滞に置き去りにされる。
喉が壊れようが、腕がもげようが、足が磨り減ってなくなろうが。
最後には全てなくなると約束されているんだ。

何のための四肢だ。
何のための意思だ。

遠く気高く。
俺はいつだってそうだったはずだ。

しかし、それは何も知らないということを知ったからだ。

俺の誇りの在り処は、
誰かに告げるようなものではない。
手に入れることの出来ない誇りに向かって
必死にもがいて手を伸ばし続けている。
その愚かさに俺は明日を見ていたんだ。

空っぽの向こうにある何かを掴もうと必死なんだ。
心の動きに支配される世界の色彩に惑わされてばかりだけど。

俺にまだ明日をくれる世界がある限りは
呼吸を続けてもいいんだと信じていいんだろう。

扁桃炎

あまりに熱が引かないので病院に行ったら扁桃炎といわれた。
うがいしなきゃなぁ

燦然たる深遠

終焉のクジラが大きな口をあけて僕を待つ

その巨大な胃袋の中で溶けて

僕はすべて消え去っていく

残せるものも

残せたはずのものも

混沌の渦の中ですべてが眩く混ざり合う

平らかな死が

柔らかな平穏を約束している

そして生きた証などという幻想が消えゆく

吹き上げる潮しぶきが混沌色の虹になり

クジラは深く深海へとダイブしていく

僕達の虹は

いつか誰かの網膜に記憶を残すだろうか

深海

罪深い深海

美しい醜悪が混ざり合い生命を称えるために死を待ち望む

終焉のクジラは今日も時間という海を泳ぎ続けている

流石の俺もしんどいときはキレるよ。

最近はもしかすっと無理しすぎてたんじゃねぇかとか、
体調不良になると思わされるわけで。
38度オーバーの熱に数日間なやまされている。

そんな中。
外に止めてる親父の車に買い物の残りを忘れてきて、
トランクの開け方がわからないから取ってきてくれ。

って言われた時の苛立ちったらないわけで。
この冬場、寒空の下、
場合によっては40度前後をうろうろする高熱の俺に、
お前らがした買い物の後処理をさせようというのか。
っていうデリカシーのなさに、久々に仏が阿修羅。

しんどいつってんのにコンビニにつれていけと喚くクソ親父と、
高熱の孫を寒空の下に
もはや冷蔵庫状態の車へ食物をとりに行かせようとする祖母。

流石は親子、よく似ておられます。
すぐさま死ね!!!
アホか!ボケが!

いつでも優しい顔で乗り切れるかボケ!!

イライラして再び熱が上がるので、
クールダウンで冷えピタ常用。

もうなんか、やんなっちゃう。

昨日は、お客さんが来るからと部屋の片づけを手伝わされ、
そっから関係ない掃除をさせられそうになり、流石に断る。
当然、昨日も熱は同じくらい出ていて、
高熱でしんどいと何度も言ってるっつーのに。
この時点でイライラは募るばかり。

さらに辛くて寝ているところをどうでもいい内容の祖母からの内線電話、
親父の携帯からの電話で何度も起こされる。

お前ら俺が高熱出してること知ってるよな!?
ドゥーユーアンダスタン!?
オーィェー知らなくてもいいからほっといてくれクソ家族!

仏の顔も三面六臂。
いい加減にしないと往復で12回ビンタ行きますよ!!

ネツ

熱が出た。


やらなきゃいけないこと一杯あるのにー

いままでありがとう

我が家には羽根こそないが、天使がいる。

いや
―いた。

えもいわれぬ愛くるしさで、
家族の支えになってくれていた、
愛犬が、死んでしまった。

ここ数日、生理でダルそうにしているのだとばかり思っていた。
日曜日に目を腫らしたので、
獣医に連れて行ったが日曜日なので閉まっていた。

月曜日になっていても、まだ目が腫れているようなら、
俺が連れて行くつもりでいた。
しかし、目の腫れは引いており、
体調は万全ではなさそうなものの、
これなら大丈夫そうだと、勝手に判断してしまった。

ごめん。
本当にごめん。

父のふとんの中で、
その魂だけが天へと帰っていった。

ありがとうな。
ありがとう。

もっと抱きしめてあげたら良かったな。
もっと一緒に寝てあげれば良かった。
次々に俺の愛する何かがなくなっていく。

俺の罰なら、
お願いだから俺にあたえてくれ。
俺の罪なら、
俺が何人分でも何千年分でも背負うから。
もう俺から、何も奪わないで。

意味のない悔恨がグルグルとめぐる。

心が動かなくなる。
確かに残っているのは、
羽根のない彼女の残してくれた、
暖かい思い出の毛布。
それにくるまれて、ひとしきり夢に浸る。

たった5年と8ヶ月しか生きさせてやれなかったなぁ。
もう俺の心はどうかしてしまいそうだ。

せめて安らかにな。
俺を包み込んでくれるこの羽根のぬくもりなら、
きっと自由に広い世界を飛びまわれる。

いきたいところにいける。
優しいもの達だけがいける世界で。
もっと深い愛をふりまいて。
駆け回って。
こっちでできなかったことを全部やらせてもらえ。

俺は同じところへは行けないかもしれないけど。
いつか、名前を呼ぶから。
大きな声で。

ありたっけの大声で。
呼吸が止まってたって。

お前がくれたぬくもりの半分だって返せてないのに。
一割だって返せてないのに。

ライブ

筋肉少女帯の新譜『シーズン2』が5月20日に発売決定~!
大阪でのライブは6月14日の日曜日!

5月にはユニコーンの大阪城ホールでのライブがあるので、
2ヶ月連続ライブとなります。

4月29日に新居昭乃の『ソラノスフィア』が発売されて。
もしかしたら販促ツアーでライブに来てくれるかもしれないので、
ドキドキしながら待ってます。
ヨーロッパツアーは諦めました。
正直来てくれるんなら5月6月とかでも行きます。
ただバッティングだけはしないで欲しいなぁ。

今月末はZABADAKの平行世界ライブにも行くし。
今年も去年と同じくライブ続きの一年になってしまいそうな予感。

やらなきゃいけないことは一杯ありますが、それはそれ。
色んなことを楽しまないとね。

そういや今月の18日には奥井亜紀のニューDVD
15FESTAが発売なんだった。
月の繭も入ってるみたいなんで絶対買いでしょう。
というか買わないなんて選択肢はない訳ですが…

シャンブル聴きまくり。

ユニコーンのシャンブルはたまんないね。

WAO!
オッサンマーチ
BLACKTIGER
サラウンド
HELLO

あたりがドツボ。

WAO!は何度聴いても真ん中のおいしいサビをもう一回聴きたくてリピート。
オッサンマーチじゃテッシーの歌声が新鮮で中毒気味。
BLACKTIGERでのEBIちゃんのボーカルもいいなぁ。海老って…
サラウンドは民生節満載のスルメ曲、一番聴いてるかも
HELLOはまさしく阿部にしか書けない素敵な曲だよ。

シャンブルはたまらん。

そんなのないよ。でもあるんだと思ったら、探せば?

三月に入りました。
ため息がでるほど三月に入りました。
呼吸困難が大流行の三月で有名になっとけ。

二月が終わったからって、
三月が来るっていう感じも飽きてきたよね?

日常と精神が乖離しちゃっている訳でね。

こういう時は論理なんてぶっちぎって
崩壊言語が出放題。
脳汁全開、やたら夢も見まくりで、
脳が活性化しているのやら、終わりかけているのやら。

劣等感にはもう飽きた。
ほら、あれあれ。
どっかに預けてたはずだからほら。
あれ返してくれ。
俺のあれ。
もともとあったはずの奴。

なんだっけ?
名前も忘れたけど。
そんなもん忘れたままでもまあいいや。

顕在化するんでしょ?
俺にしかできないでしょ。
俺の中にしかないんだから。

ほら、返せよ。

シャンゼリゼ通りでの痴態とピクニック

乳首を舐める
その舐め方が気に入らない

はちみつとシロップを
瞬間接着剤でブレンドしたローションを
僕の細胞の隅々までぶちまけたらいいよ
君の舌が乳首に甘く付着して離れない

そんな異常な愛情が欲しい

乳房を抱きしめる
乳房を天に掲げる
はたきおろす僕の手が弾力で逆回転
ああ乳房が素敵で
素敵過ぎて

それは全てシャンゼリゼ通りでの出来事

おおシャンゼリゼ
おおシャンゼリゼ

そしてスベってシャンゼリゼ通りは静粛に

もうシャンゼリゼ
日の丸を背負って明日へ
垣根を越えてはじめて

欠食児童を背負い投げ
そんなマフィアで大爆笑
筑前炊きでピクニックなのさ
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