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ありがとう

5月27日。
母が苦しみから解放された。

図らずも俺の周囲でも色んなことが動き始めている。
良い動き、悪い動き色々とある。
これから先、どんな風に事態が動いたとしても、
俺は揺るがず、焦らず、折れず、
俺の中に芯を通し、しっかりと立つつもりだ。

そうすれば、周囲がどれだけ変わろうとも、
俺はたじろぐ必要もない。
俺が俺でさえあれば、世界は以前と変わらず同じままだ。
悲しい時は悲しみ。
嬉しい時は喜び。

世の中は状況で動いている。
しかし人は、状況で動いているように見えても、
本来は状況とは関係のないものによって生きている。
世界を観る方法を俺は知っている。
俺の心が歪み、すさんでしまえば、
世界はいつだって汚いものになってしまう。

あの人からもらったこの世界を、幸せで満たす為に。
心は安らかで豊で力強くありたい。
しかし、それに固執するあまり、
周囲との調和を忘れてしまってもいけない。
普通に、とにかく自分を見失わないように。

母のくれた世界は、
俺にとって大切な場所であって欲しいから。
変化を許容できる強さを俺は持ちたい。

それが俺が俺であり続ける為の強さに繋がるはずだ。

追伸。
今回の通夜、葬儀でお世話になった人々、親族の方々、
ならびに俺を支えてくれた多くの友人たちに心からの御礼を申し上げる。
人生で一番悲しい日に、一番嬉しいことも重なった。
そのことは母も喜んでくれていることだろうと思う。
何より、俺が今ここにあるのは友人たちのおかげだ。

俺以上に友人たちは俺の心の弱さに気づいていてくれたし、
俺以上に俺のことを思っていてくれた。
今回のことを俺は一生忘れない。
この恩は一生かけて返していくつもりだ。
もちろん押し付けがましくないようにね。

ありがとうございました。
母に。友人に。すべてのものに。
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等価

ここ数年の間、僕は一心不乱に生きた。
こんな若造が、毎日真剣に死というものと向き合って、
ただ生きてみた。

それは何も特別なことをする必要がない日々だった。
今日、僕は僕の意思で人生を終わらせることができる。
今日、僕は不慮の事故で死ぬかもしれない。
今日、僕は原因不明の病で死ぬかもしれない。
でも、今日、僕はただ生きている。

そうして生きてみた。
頭でっかちにならないように。
ただ単に生きてみた。

それで僕はこの世界のことが好きなのだと分かったし、
同時にいつなくなったって納得がいくような、
そんな有り触れた大切が繋がった場所だと感じた。
僕にとって生きるということは、
とても有意義なことであると同時に、
無意味なことでもあった。

僕にとっては、
僕の命と世界のすべては等価だった。
僕が僕の命以上に大切だと信じれる全ては、
この世界の上にあったが、
僕がいなければ、僕にとってその大切は無価値だ。

僕がこの先、どれだけ生きたとしても、
そのエゴから解放されることはないだろう。
ならば僕の行く先はどちらでもいいのだ。
このまま僕がいなくなってしまうにせよ、
生き続けるにせよ。

弱音でも強がりでもない。
思ったままの言葉というのは、
矛盾しか生み出さないものだというのがすぐにわかる。
人間は合理的に生きていけるようにはできていない。
不合理の中にこそ、人間というのはいるんだろう。

矛盾と向き合って合理的な人間になるつもりもない。
僕は僕の思うまま生きるしかない。
せめて生きている間は。

目を閉じる

夢の、白い丘にすわっている。
風は後ろから吹き付けてくる。
僕はその風をクッションがわりに空にもたれてみる。
ちょうど僕の体重を支えれるだけの強い風が、
その白い丘には吹いている。

僕は大地にすわり。
空にもたれながら、歌をうたっている。
誰の為にでもなく。
僕しかいない、白い丘の上で。
夜はこない。

夜の向こうには朝がまっている。
僕が夜を駆け抜け、明日を迎えに行くまでの間。
小鳥のさえずりが僕のとげの生えた心を落ち着かせる。

後悔はなんだろう。
この真っ白な丘には、僕の感情でしか色をつけられない。
僕がいるべき世界なのに、僕は僕の色でこの丘を見ることができない。
気がつけば風はやみ。
僕はどさ、と丘に背中を預けた。

空には黒い染みができていて、
ところどころ光る雫が僕の無力さを笑っていた。
何もできない僕は、誰かが用意してくれた、
この白い丘で、
悲しみや後悔を黒い染みに溶かそうと手を伸ばした。

それでも手は届きもせず、空を切る。
僕は何故、呼吸をしている。
僕は今、何故ここにいる。
この白い丘は自由ではなく、僕を縛るものだ。
僕は闇にとけてしまいたい。

けれど僕はあの闇にすがり、
この真っ白な丘でしか名前を貰うことができなかった。
暗い闇の中には塗り残しのような白い粒が、
ちりばめられているだけだというのに。

もう疲れてしまった。
夜は本当に長い。

at eden

39度を超える高熱にうなされていた。

眠ろうにも眠れないほど辛く、
自分の辛さを誤魔化してくれるものは正直ありがたかった。
相変わらず俺はお笑いと音楽に救われているなと実感。

今は座薬で熱が下がっているので、
その間に気を紛らわせる意味でも更新でもしてみようかと、
ブログを書いている次第だ。

今日聴いていたのは新居昭乃の[VHmusic]。
一般に市販されていない、通販のみの作品なのだが、
これが実に素晴らしい作品である。

基本的にボーカル曲はほとんどなく、
インストものが多い。
ジャンルでいうとエレクトロニカというジャンルになるだろうか。
最初に聴いた頃はエレクトロニカに対しての造詣も深くなかった。
最近はエレクトロニカと呼ばれるジャンルも多く聴くようになったものだ。

エレクトロニカの中でも細分化すれば、
ぶっとびまくりのドラッギーなものもあれば、
ひたすらポップな奴もあるし、もの悲しいエモーショナルなものもある。

そしてこのVHmusicでは、
新居昭乃という人の音楽性や人間性がしっかりと反映されている。
幻想的で優しくて、そしてそれでいて突き放したような冷たさがある。
迷いの森に道案内の妖精でも現れるかのような、
幻想的な世界観に引き込んでおいて、
最終的に「現実はこっちじゃないわ」と冷たく言い放たれてしまった。
そんなアルバムだ。

恐らく15曲目の「at eden」で歌われているのは幻想と現実の交差。
幻想の世界に置いてある心と、
現実の世界に存在する自分の身体。
それを身体から伸びる影を羽と隠喩し、幻想の象徴として、
実体である身体を現実と象徴している。

タイトルは「at eden」
現実か幻想か。
そのどちらがエデンなのか、
そのどちらもがエデンなのか。

この曲を聴いて、
歌詞を読んで、

聴いた人自身が決めて欲しい。

"You left me in Eden where don't you know by now
 I'm living in Eden where still is beautiful"
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