ただひたすらにイミシンでイミフカイだけの文章
ロトサプトフンネルの書
第ジュウジ章 -ゴドゾーメロイとアギラの邂逅- カモツレヒア篇より
カモツレヒアはニフルのミタマ運ぶ想い出の箱。
目覚めたゴドゾーメロイはシンパルにラブンドレーベンし、
イリグアントと成ったが、
そこはかつてゴドゾーメロイが望んだ世界とは程遠い場所になってしまった。
己自身のせいで事象は拡散し、
歪みに歪みに世界は笑顔すら忘れ去ってしまった。
ならばイリグアントの望む世界は氷の世界の向こうにあふれる笑顔だった。
レプトザウハリの実は爆ぜて飛び散って星々となり、
事象の歪みを時間と空間と呼ぶことでセイレツさせた。
ゆえにイリグアントたる己は呼吸を閉ざした世界に根ざす。
ネフェロスの民にはもう間違いを間違いにさせぬよう、
存在を割ることにより塔の崩壊とし、
つねに答えを問う世界に分身させ己を知らしめようとした。
それゆえに知性は薄くポツポツと宇宙全体に散らばった。
争いや諍いは数多く起こったが、
それでもアギラの意志は残った。
子孫は殺しあいながらも愛しあい憎みあい感情をぶつけあって、
互いを知って、よくお会いしますねなどと声をかけあい。
六所を回ったという。
歪んだ事象の整列の果て、
その、さらなる未来にシュデローグの魂を転移させ
ポグザミ衆を弔う役割を与えることとした。
シンパルはイリグアントでありゴドゾーメロイである。
イリグアントとなったことでゴドゾーメロイは闇より転じた。
転じて天児た。
しかしシュデローグは幾度も間違い、
イクスハプラオのオミエロトノスを探し出しては、
アギランゴドレゾブフテーベルシュタンテュを手にかけた。
母なるアギランゴドレゾブフテーベルシュタンテュを殺めては、
それを悲しみ哀れむオミエロトノスの嘆きもむなしく、
イクスハプラオの地へ突きたてられてしまう。
レプトザウハリの実はとうに爆ぜて空に散っているというに。
世界を壊し、燃やし尽くし、
それでもゴドゾーメロイとの邂逅を信じ探しては殺した。
イリグアントは氷の諸元に閉ざされ、
アギランゴドレブフテーベルシュタンテュは
その氷をすこしずつ炎で溶かし、
時間と空間をすこしずつすこしずつ広げていった。
子孫たちは悲しくも争ったがすこしずつケンメイに生きた。
繰り返す七つ周期の世界をクリエイトした者の名を、
仮にセブン観察者と呼ぶことにする。
会いたい心を合わせては殺し合わせては知り合わせ。
そうするうちに六所巡りはたった二歩で成ると、
台風の目の奇才に看破されてしまった。
洪水をおこす暇も許されず
セブン観察者はその身に落ちた影の意味を知った。
互いは引き寄せあうために出会ったのだと。
究極の世界は個々の絵の九重によって透明にいたると知った。
ネフェロスの民はその巨大さを失ったが、
卑小な存在であるがゆえに手を取り合う必要を知った。
ソムの酒は海となり、
ポグザミ衆はシンパルを祀り続けた。
トト王は死した後、己の過ちを知り、
イリグアントの住む世界をアギラの火によって、
世界に映し出し続けたという。
全てが溶け、アギラとゴドゾーメロイの出会いへと回帰する。
その邂逅によって全てが始まり、すべてが収束するかといえば、
それは分からないとしか言うことはできない。
交わった道が無限への交叉であることもあれば。
かつてのセブン観察者とヘブン観察者たちの、
平行線のうえをたどる平行線の上のような日々になることも。
ロトサプトフンネルは満腹になってしまって、
もう誰かから何かを奪うような気分になれなくなってしまった。
イリグアントはシュデローグを迎えに行こうと思っていた。
そうするとシュデローグが会いに来てくれた。
ゴドゾーメロイとシンパルはコルクエントし、
シュデローグは台風の目の鬼ニフルの残した歌を、
生涯讃え、愛し続けたのだという。
間違いを間違いとせぬよう。
第ジュウジ章 -ゴドゾーメロイとアギラの邂逅- カモツレヒア篇より
カモツレヒアはニフルのミタマ運ぶ想い出の箱。
目覚めたゴドゾーメロイはシンパルにラブンドレーベンし、
イリグアントと成ったが、
そこはかつてゴドゾーメロイが望んだ世界とは程遠い場所になってしまった。
己自身のせいで事象は拡散し、
歪みに歪みに世界は笑顔すら忘れ去ってしまった。
ならばイリグアントの望む世界は氷の世界の向こうにあふれる笑顔だった。
レプトザウハリの実は爆ぜて飛び散って星々となり、
事象の歪みを時間と空間と呼ぶことでセイレツさせた。
ゆえにイリグアントたる己は呼吸を閉ざした世界に根ざす。
ネフェロスの民にはもう間違いを間違いにさせぬよう、
存在を割ることにより塔の崩壊とし、
つねに答えを問う世界に分身させ己を知らしめようとした。
それゆえに知性は薄くポツポツと宇宙全体に散らばった。
争いや諍いは数多く起こったが、
それでもアギラの意志は残った。
子孫は殺しあいながらも愛しあい憎みあい感情をぶつけあって、
互いを知って、よくお会いしますねなどと声をかけあい。
六所を回ったという。
歪んだ事象の整列の果て、
その、さらなる未来にシュデローグの魂を転移させ
ポグザミ衆を弔う役割を与えることとした。
シンパルはイリグアントでありゴドゾーメロイである。
イリグアントとなったことでゴドゾーメロイは闇より転じた。
転じて天児た。
しかしシュデローグは幾度も間違い、
イクスハプラオのオミエロトノスを探し出しては、
アギランゴドレゾブフテーベルシュタンテュを手にかけた。
母なるアギランゴドレゾブフテーベルシュタンテュを殺めては、
それを悲しみ哀れむオミエロトノスの嘆きもむなしく、
イクスハプラオの地へ突きたてられてしまう。
レプトザウハリの実はとうに爆ぜて空に散っているというに。
世界を壊し、燃やし尽くし、
それでもゴドゾーメロイとの邂逅を信じ探しては殺した。
イリグアントは氷の諸元に閉ざされ、
アギランゴドレブフテーベルシュタンテュは
その氷をすこしずつ炎で溶かし、
時間と空間をすこしずつすこしずつ広げていった。
子孫たちは悲しくも争ったがすこしずつケンメイに生きた。
繰り返す七つ周期の世界をクリエイトした者の名を、
仮にセブン観察者と呼ぶことにする。
会いたい心を合わせては殺し合わせては知り合わせ。
そうするうちに六所巡りはたった二歩で成ると、
台風の目の奇才に看破されてしまった。
洪水をおこす暇も許されず
セブン観察者はその身に落ちた影の意味を知った。
互いは引き寄せあうために出会ったのだと。
究極の世界は個々の絵の九重によって透明にいたると知った。
ネフェロスの民はその巨大さを失ったが、
卑小な存在であるがゆえに手を取り合う必要を知った。
ソムの酒は海となり、
ポグザミ衆はシンパルを祀り続けた。
トト王は死した後、己の過ちを知り、
イリグアントの住む世界をアギラの火によって、
世界に映し出し続けたという。
全てが溶け、アギラとゴドゾーメロイの出会いへと回帰する。
その邂逅によって全てが始まり、すべてが収束するかといえば、
それは分からないとしか言うことはできない。
交わった道が無限への交叉であることもあれば。
かつてのセブン観察者とヘブン観察者たちの、
平行線のうえをたどる平行線の上のような日々になることも。
ロトサプトフンネルは満腹になってしまって、
もう誰かから何かを奪うような気分になれなくなってしまった。
イリグアントはシュデローグを迎えに行こうと思っていた。
そうするとシュデローグが会いに来てくれた。
ゴドゾーメロイとシンパルはコルクエントし、
シュデローグは台風の目の鬼ニフルの残した歌を、
生涯讃え、愛し続けたのだという。
間違いを間違いとせぬよう。
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